mogily 株式会社

MOGILY BLOG

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雑談
通算打率0割バッター

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起業する前のこと

順番待ちデジタル整理券システム「mogily」社 CEOの小出です。

勝てる見込みもなく勢いだけで開発をしたデジタル整理券「mogily」および弊社ですが、2023年4月から第3期に入ります。なんとかここまで生き残れました。来期も今のところ(市況がとんでもなくやばいことにならなければ)何とか生き残れそうです。ひとえにクライアントの皆様およびユーザーの皆様、そして支えてくれる従業員のおかげです。ありがとうございます。

野球選手だったら、試合に出続けてるとチャンスで打席に立てる機会が来るでしょう。ただそこで凡打を続けてるとそのうち控えに回され、自分の意思では打席に立たせてもらえなくなることが普通です。

一方で「起業」は何度死んでも、何度でも自分の意思で打席に立つことができます。僕も起業家としては0割バッターでしたが、ピボットを重ねた上で「整列需要」という得点圏で打席に立つことができて、今のところ安打が打てたのでは?という感覚になってます。

もちろん気を抜くと足元を掬われることは間違いないので今後も研ぎ澄まされたプロダクトを提供し続けるしかないという気持ちは忘れずに今後も打席に立ち続けていきます。


こんな文章を書きながらふと思い出しましたが、僕は中学生の頃まで野球部に入っていましたがとにかく才能が無かった。足は遅いし球は打てない。捕れない。投げられない。なぜセンスがないのにやり続けていたのかわかりません。毎日辞めたかったのに辞めることを許されない雰囲気だったのでもう辛かっただけです。今でも野球を観てると気持ちが「ウッ」となります。

スポーツをあきらめギターを弾くようになりましたがやはり音楽の才能はなく断念。仕事も30歳まで定職に就くことができずアルバイト暮らし。毎年年収300万円くらいでした。起業家として、というより人生0割バッターみたいな気分で暗澹とした20代を過ごしていました。

30代になりIT業界に転職すると「あれ?キーボードさえ打てればいいんじゃね?」などと謎の覚醒をし、そこからは40代になる今まで騙し騙しIT屋として生き残ってきました。


私が起業したのは43歳の時です。まさにおっさんスタートアップ。背水の陣でしたが、スポーツのセンスはないのではなから諦める、音楽は聴く専だけど詳しくなったし一応わかる、仕事はITしかできない、などのその他色々な偶然が重なり「mogily」が誕生しました。

mogilyが誕生してからも浸透するまでは本当に多くの時間がかかりしんどさ9割という感じでしたが不思議と「いつかmogilyはヒットするはず」という確信だけはありました。起業家が陥りがちな妄想や思い込みではなく、クライアントやユーザーさまの反応や現地でのスマートな整列環境を見てきたので(現場は超大事)わりと強い確信でした。

少数精鋭体制は変えませんが今期はビジネスとしてのスケールを目指します。3月の売上は目標の130%で着地しました。今期はもう少し上方修正をして、より安定的なシステム提供をクライアントさまにしていこうと考えています。

それでは今期もよろしくお願いします。

順番待ちデジタル整理券システム「mogily」
https://mogily.me/

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